こころゆくまで

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交通事故を経験して

それは昨年の11月10日木曜日のことでございます。私は肺癌に冒された母の見舞いを終え帰宅中の出来事でした。


車でCDを聞きながら山道を運転しておりました。おりからの突然の雨でございました。私は上り坂のその道を上っておりましたが、前方から車が下ってくるのを発見。道が狭いので、これは危ないから待っておこうと思って、止まっておりました。しかし、その対向車は、みるみる私の方へ接近。「えっ?うそやろ。やばい。」


 次の瞬間、その対向車は下り坂のカーブを曲がりきれずに直進。私の車線に入ってきてそのまま私の車に激突したのです。激突のその瞬間、頭の中は真っ白、相手の車がスローモーションのように迫ってくっるのを見たのを最後に、ものすごい衝撃が体を突き抜けました。本当に死ぬかと思いました。


 衝撃のあと、バックンバックンする心臓を押さえて、車から出ようとドアを開けようとしましたがドアが開きません。仕方なく私は助手席側に移動して助手席のドアを開けて外へ出ました。頭にきて文句の一つも言おうとしたのですが、対向車の軽トラから出てきたのは年齢で十八、九の男の子。「お怪我はありませんか。どうも申し訳ありません。」この言葉に我が身を振り返ることができました。自分の体に怪我がないことを確認。「うん、大丈夫だ。君は?」と言うと、「はい、大丈夫です。」この言葉に我ながらホッとしたのを覚えています。


 そのあとは、警察を呼んだり、保険屋さんに連絡したり。私の車をあらためて確認してゾッとしました。右のヘッドライトが粉砕。フェンダーがグシャグシャになりタイヤにめり込み、ドアまで開けない状況になっておりました。翌日、家内が自動車工場に車がどうなっているかを確認しに行き、涙しておりましたので、その状況のひどさは想像に難くないものと思います。


 ところが、私の体は何の外傷もなくピンピンしているのです。まさに奇跡というほかない。こんなことがあるのだと、今さらながらに驚かされました。さらに、もし私の車がその青年の車に衝突して、その車を止めていなかったら。彼の車は恐らく、そのまま反対車線のガードレールに激突。ガードレールの向こうは深い谷底。うら若き命を散らす大惨事になっていたことでしょう。


 その時に、彼と電話番号を交換したのをきっかけに、私は毎朝「今日の言葉」を送らせていただくラインのトーク友達となっていただいております。こういう出会いも「何かの縁」なのですね。本当に様々な「気づき」をいただき感謝、感謝の毎日でございます。本当にありがとうございます。人間、この世にやり残した使命があるうちは、まだまだ死なないと言うことを心から実感した貴重な体験をさせていただきました。





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