こころゆくまで

お好きな記事で心ゆくまでおくつろぎ下さい

2018年7月のブログ記事

  • 教員として(人を育てる)②

    私の中学校教員としての最後の実践場所と思っているのはM中学校でした。この学校で赴任2年目に入学してきたのが、西日本最大の広域〇〇団といわれた組織の会長の一人息子のK君でした。結局私は、この子を3年間担任することになるのですが、当初は入学前から〇暴担当の刑事さんが学校にやってきて、校長先生と担任にな... 続きをみる

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  • 教員として(人を育てる)①

    私には教員としての人生もありました。若い頃は生徒指導の教員として指導に当たることが多かったと思います。私が生徒指導をやっていた頃のことです。当時私はY中学校に勤めておりました。そのY中学校は超ヤンキー学校で、その中でも近隣の中学校にその名前をとどろかせていたF君という番長のネームバリューはすごいも... 続きをみる

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  • 弟と私

    私には弟が一人おりました。彼は私より三つ年下で、重度脳性小児麻痺という大病を抱えて生まれてまいりました。片手の手のひらに乗るくらいの超未熟児で誕生した彼は、医師からは、命を取りとめるのは困難であるとの宣告を受けます。しかし、そこを何とかしてほしいとの両親の懇願によって、体中にありとあらゆる薬剤が投... 続きをみる

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  • 今日の言葉120

    世の中には、沢山の幸福に恵まれながら、たった一つの不幸のために、自分を非常に不幸な人間だと思っている人もあるし、それかと思うと、不幸だらけの人間でありながら、自分で何かの幸福を見つけ出して、勇ましく戦っていく人もある。 (下村湖人作、「次郎物語」より) 今日は「次郎物語」からの引用です。「たった一... 続きをみる

  • 父と私

    今日は私の生い立ちの話をさせていただきたいと思います。私は福岡県飯塚市の生まれですが、父はもともと博多の人で、大正生まれの気骨のあるいわゆる頑固一徹な人でした。太平洋戦争において、父は南方の戦場に赴き、そこで終戦を迎えることになりましたが、海軍に所属しており、高専の出身だったので戦闘機の整備士をし... 続きをみる

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  • 教育と龍馬の生き方

    まず、私が考える教育についての見解を述べさせていただきたく存じます。 今からもう、30年も昔の話でございます。当時は私も30歳の中学校教諭駆け出しの頃でございました。私のクラスに、学校でも最も勉強のよくできる子供がおりました。英語の試験では毎回満点。全教科でも、平均点は常に95点以上という秀才でし... 続きをみる

  • 夢と志(坂本龍馬の生き方)

    こころざしを果たして いつの日にか帰らん 山は青きふるさと 水は清きふるさと  「夢」は見ているだけでもいいのでしょう。見ているだけで夢が終わったとしても、「あれは夢やったんや」で済ますことができる。ちょうどウィンドウショッピングのようなものです。実際に買わなくても誰からも文句は言われません。「こ... 続きをみる

  • 愛と恋

    好きであるということ。つまり、恋しているということと愛の違いは何でしょう。 自分の幸せのためというのが恋。つまり、恋は相手からも好意を得たいと思います。しかし、愛というのは完全な利他の精神。一切の見返りを求めることなく、ただひたすらに相手の幸せのために、自分の持つすべてを与えていこうとする生き方の... 続きをみる

  • 今日の言葉

    私は毎朝、この「今日の言葉」というものを、ラインやメッセンジャーで、約400人のメンバーに1年365日お送りしております。平成27年4月1日より開始して、今年で4年目に突入しました。このブログにも時々あげさせていただこうと思います。内容は過去、現在の著名人の言葉なのですが、ただそれだけですと、面白... 続きをみる

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  • 親と子の話

     親の役割は、子供の命を守ることです。次に、親の役割は、子供によって一人前の親にしてもらうことです。  親の条件は、子供を信じることです。次に、親の条件は、子供のために、命を投げ出すことです。  どうしても、我が子だから、親である自分の方が上で子供を下に見てしまう傾向が私達にはありますが、本当は、... 続きをみる

  • 幸せな人となるために

     まず、幸せとは物ではないから手に入るようなものではありません。ですから探しても見つかるはずがありません。このことはメーテルリンクの戯曲「青い鳥」でもおわかりのことだと思います。  ある日、チルチルとミチルの兄弟が幸せの青い鳥を探して旅に出る。しかし、どこに行っても見つからずに、帰ってくる。そうす... 続きをみる

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  • 未来を信じる

     小学校5年生の音楽の教科書に「BELIEVE」という曲があります。 BELIEVE  【作詞・作曲】杉本竜一 1.たとえば君が 傷ついて   くじけそうに なった時は   かならずぼくが そばにいて   ささえてあげるよ その肩を    世界中の 希望のせて    この地球は まわってる    ... 続きをみる

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  • 「愛」について

     今日は「愛」についてですね。  まず、「愛」の語源は「受」と同じように「受」から「又」を取った残りの上の部分。これはですね、人がお腹一杯で苦しんでいる様子を表しているのです。その下に「心」があって、つまり心の中が一杯になって苦しんでいる様子。一番下の「夕」を伸ばしたやつは、人が足をひきづって歩い... 続きをみる

  • 幸せに生きる

        一人の人が生きていく時にぶつかる最も根源的な疑問というものがあると思います。それは、人は「何のために」生まれてきたのか。そして「何のために」生きていくのか。この二つではないでしょうか。  昔、大学時代に西洋倫理の授業中に教授が話していた言葉を思い出します。「今、セーヌ川に架かる橋を歩いてい... 続きをみる

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